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<震災メモリアル拠点>基本構想を20年度に策定 仙台市、検討委設置へ

仙台市が開設した「せんだい3.11メモリアル交流館」。震災前の被災地を模型で再現した=2016年2月、若林区荒井

 仙台市が、東日本大震災の経験を語り継ぐ市中心部のメモリアル拠点の整備に向け検討委員会を設置することが17日、分かった。2016年に開設した「せんだい3.11メモリアル交流館」(若林区荒井)に続き拠点は2カ所目。東北の玄関口として市内外から人が集まる中心部で、震災の教訓を共有してもらう。20年度中の基本構想策定を目指す。

 検討委は哲学や民俗学などの専門家、住宅復興などを研究する大学教員、震災の経験を伝える活動に取り組む写真家ら10人で構成する。30日に初会合を開く。
 拠点の基本的な方向性を検討する。せんだい3.11メモリアル交流館との役割分担、他の被災自治体が設けた施設との連携の在り方などを話し合う。イベントやパブリックコメント(意見公募)などを通して市民の意見を募り、検討委の議論に反映させる予定。
 市は13年、震災の記憶を後世に伝える活動の在り方について検討を開始。別の検討委が14年、沿岸部と中心部にそれぞれ拠点を配置することが望ましいとする報告書をまとめた。中心部の拠点には岩手、宮城、福島3県の被災状況を伝える展示や、市民が震災を語る場の機能を求めた。
 中心部のメモリアル拠点を巡っては市議会から「阪神淡路大震災を伝承する神戸の施設などのように防災を学べる場としての機能が必要」「100年先にも震災の悲惨さが伝わるような内容にすべきだ」などの意見が上がっている。


2019年01月18日金曜日


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