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<笹かまぼこ>常温保存できます!宮城の老舗2社が共同開発、23日から販売

旅するかまぼこの牛タン味(左)とチーズ味

 かまぼこ店の及善商店(宮城県南三陸町)とかねせん(気仙沼市)によるベンチャー企業、三陸フィッシュペースト(同、SFP)が常温保存可能な笹かまぼこを開発し、23日に販売を始める。創業100年を超える老舗同士がタッグを組み、土産品や子ども向けおやつとして市場開拓を目指す。
 商品名は「旅するかまぼこ」。チーズ味と牛タン味の2種類をレトルト加工で作った。賞味期限は90日間で、冷蔵庫を使わずに長期保存できるのが特長。
 SFPは2017年10月の設立。かまぼこの消費拡大を図るため、新機軸の商品づくりを進めてきた。原材料となる魚肉の特性を踏まえ、1年がかりで常温で持ち運べるかまぼこの製造に成功した。
 及川善弥社長(38)=及善商店専務=は「かまぼこを加圧・加熱・殺菌する温度条件や時間を試行錯誤し、本来の弾力ある食感が残る商品に仕上がった」と胸を張る。
 SFPは、旅するかまぼこが常温で陳列できるメリットを生かし、観光客をターゲットに駅や空港での販路開拓を見据える。高タンパク質、低脂肪のかまぼこを通して魚食の裾野を広げるため、子どもの目を引くような明るいパッケージデザインにした。
 3枚入り1パック400円(税抜き)。及善蒲鉾店(南三陸町)、かねせん蒲鉾店(気仙沼市)、JR仙台駅「おみやげ処せんだい」、エスパル仙台東館「東北めぐり いろといろ」などで取り扱う。
 4月には第2弾としてアジアを中心とした外国人観光客向けに、国産ホタテを使った常温保存のかまぼこの販売を予定する。斎藤大悟副社長(37)=かねせん専務=は「一連の事業はかまぼこ業界で生き残るための挑戦。商品を国内外に売り込みたい」と意気込む。


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2019年01月18日金曜日


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