宮城のニュース

<小動物と暮らす>プレーリードッグ編(1)温度管理しっかりと

輸入規制のため、ペットとしては入手困難になっているプレーリードッグ=仙台市太白区の市八木山動物公園

 プレーリードッグには5種あり、ペットとして飼育されているのはオグロプレーリードッグです。海外から国内に持ち込む検疫時にペスト菌が見つかり、2003年以降輸入が全面禁止になりました。現在は、ペストに罹患(りかん)する心配のない国内繁殖個体のみが販売されています。
 体重は1〜2キロ。入手困難になったため、500グラム以下のヨーロッパハタリスなどがミニプレーリードッグと呼ばれ、多く飼われるようになってきました。
 ケージは金網製か大きめの水槽やコンテナなどがお薦めです。金網は、登って天井から落ち、けがをする場合があります。格子の太さや網目の大きさに注意しましょう。
 野生では土に穴を掘る動物です。広いスペースが確保できるのであれば、自然に近づくように土を厚く敷く飼い方を試してみてください。うまくすれば繁殖できるかもしれません。
 しかし、繁殖はとても難しく、全く成功しないこともあります。当院に来られる飼い主で自家繁殖にチャレンジした方はいますが、成功していません。
 性成熟は遅く、2〜3年かかります。環境温度は20〜25度以内になるように心掛ける必要があります。温度変化にデリケートな動物であり、急激な温度変化を避けるように特に注意しましょう。
 食性は草食に近い雑食動物です。太りやすいので、カロリーの低いげっ歯類専用のペレットタイプのフードを薦めます。種子類は好んで食べますが、カロリーが高いため、ペレットフードのみを与えた方が肥満防止になるでしょう。
 大変人になれやすく、体臭はほとんどありません。飼いやすい動物ですが、かむ力は大変強いため、人なれしていないプレーリードッグを触る場合は注意が必要です。素手で触ると大けがをすることもあるので、厚手の革製のグローブを着けましょう。
 寿命は10〜12年くらいで、ペットとしては比較的長生きです。冬に寒いと冬眠に近い状態となり、数日間眠りにつくことがあります。このような状態にしないように、冬場にはしっかりと温度管理をして暖かい部屋で飼ってください。
(獣医師・川村康浩)


2019年01月18日金曜日


先頭に戻る