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<輝け若ワシ>弓削隼人投手/探究心盛ん 長身左腕

キャッチボールをする弓削

 東北楽天に育成を含めて投手6人、野手4人の成長が楽しみな新人選手が入団した。プロで輝きを放つことを誓い、第一歩を踏み出した若ワシたちを紹介する。

 190センチを超える長身からスリークオーターで投げる左腕の姿は、米大リーグ通算303勝で殿堂入りした名投手ランディ・ジョンソンをほうふつとさせ、「和製ランディ」と呼ばれる。「(ランディは)2メートルを超す長身なのに上から投げずにすごい投球をしていた。体の使い方などを参考にしていた」
 子どものころはサッカー少年だった。小学3年で友人の多くが野球をやるのを見て転向した。始めると野球は楽しかった。「初めて背番号をもらった時のうれしさや初打席でヒットを打った時の喜び。楽しさが自分を成長させてくれた」
 大学4年時にドラフト候補として名前が挙がったが、「自分はそのレベルではない」とSUBARUに入社。自分でウエートトレーニングのメニューを考えるなど主体的に練習に取り組んだ結果、140キロ半ばだった直球の最速は149キロに上がった。
 探究心も旺盛だ。投球の幅を広げようと持ち球のカットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップ以外に、スクリューボール、フォークボールの習得に挑んでいる。
 座右の銘は「後悔先に立たず」。社会人時代に志半ばで退部していく同僚の悔しい表情を目の当たりにした経験から「一日一日を悔いなくやろうと思った。プロでも変わらない」。
 高校、大学、社会人を通じて頂点には無縁だった。それだけにプロでの「初優勝」に意欲を見せる。「弓削が投げたら勝てると言われる投手になりたい」。左腕が手薄な投手陣の救世主を目指す。(中村紳哉)

[ゆげ・はやと]ドラフト4位。1994年4月6日生まれ。栃木県出身。193センチ、105キロ。左投げ左打ち。栃木・佐野日大高−日大−SUBARU。背番号23。


2019年01月18日金曜日


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