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<輝け若ワシ>佐藤智輝投手/柔軟性向上 球に切れ

キャッチボールをする佐藤。精神面の強さはプロ向きだ

 東北楽天に育成を含めて投手6人、野手4人の成長が楽しみな新人選手が入団した。プロで輝きを放つことを誓い、第一歩を踏み出した若ワシたちを紹介する。

 「山形中央高校から楽天にお世話になる佐藤智輝です。もしよろしければ2020年の自主トレをご一緒させていただけませんか」
 昨年12月、盛岡市であった野球教室。「目標の存在」である菊池(岩手・花巻東高出)とは初対面だったが、佐藤は臆せず申し出た。
 「ぜひ。アメリカで」。大リーグ・マリナーズ入りが決まったばかりのサウスポーは握手で快諾してくれた。「今回を逃すと会えないかもしれない。参加してよかった」。向上心と行動力で新たな縁を結んだ。
 菊池の気迫あふれる投球に憧れてきた。高校2年の冬、体の柔軟性を高め、切れのある直球を投げたいと考えた。庄司秀幸監督の許しを得て練習時間に学校近くのヨガ教室に通った。投球時に股関節や腰回りの粘りが増し、直球の最速は144キロに上がった。
 「小学校1年から何が何でもプロになりたかった」。高校3年夏の山形大会は3回戦で終わった。それでも翌日から練習を欠かさずドラフト会議を待った。「高校生で一番の左腕」。日米通算182勝の左腕だった東北楽天・石井一久ゼネラルマネジャーから高評価を受けた。
 座右の銘は「論語」に登場する「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)」で、「自分もそうありたい」と言う。超一流の選手が持つような精神的な強さは備えているようで、「高卒でも1年目からが勝負」と断言するほどだ。1年後、菊池に成長した姿を見せたいという思いも強い。(金野正之)

[さとう・ともき]ドラフト5位。2000年6月5日生まれ。山形県寒河江市出身。183センチ、80キロ。左投げ左打ち。山形中央高。背番号61。


2019年01月19日土曜日


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