宮城のニュース

<ベガルタ>期待の新戦力(1)並外れた統率力で貢献 MF兵藤慎剛(33)

 クラブ創設25周年を迎える今季のJ1仙台は約3分の1に当たる10人の選手が加入。大幅な選手の入れ替えで、2014年途中から渡辺監督が率いて初となるリーグ戦1桁順位と念願のタイトル獲得を目指す。「新生ベガルタ」で尽力を誓う期待の新戦力を紹介する。(10回続き)

 並外れた統率力で仲間を引っ張る。主将を務めた名門の長崎・国見高では元仙台選手の平山相太さん(仙台大在学)やチームメートとなった関らと全国高校選手権など主要タイトルを獲得。長年活躍した横浜Mでは2年目からキャプテンマークを巻き、札幌でも2017年に32試合に出場してJ1残留に貢献した。
 「チーム全員が同じ方向を向くことが大事。仙台はそれができるチームだと思う。まずは自分が一番しっかりやる姿を見せないといけない」と自らが求めるキャプテン像を表現する。
 献身的な姿勢はプレースタイルに表れる。中盤を走り回ってボールを追い、果敢なドリブルで相手を引き付けてからのラストパスで好機を呼び込む。「引いたプレーをすればチームの士気が下がるので、球際の攻防で体を張る」と言う。
 33歳で迎えた昨季は15試合出場にとどまったが、「まだやれるところを見せたい」との強い思いから移籍を決断。「限られた予算の中、くすぶった選手や若手をしっかり成長させてくれる場所」と考えるクラブの特色も「競争させてもらえる」と気に入った。
 首脳陣からは「持っているものを全部チームに還元してほしい」と頼まれたという。「経験もあるし、若手の見本となる姿勢を見せたい」。特に同じMFでキャンプの同部屋となった21歳の椎橋には「一緒にプレーをしながら良いところを見てくれればいい」と背中で成長を促す。
 そのためにも、「1年間通して試合に関わり続けたい」と開幕から先導役を担う覚悟だ。(原口靖志)

[ひょうどう・しんごう]172センチ、68キロ。国見高から早大を経て08年に横浜Mに加入、17年に札幌へ移籍。J1通算で315試合出場34得点。昨年9月に引退した安室奈美恵さんの大ファンで「やり切ってくれて『ありがとうございました』との思い」。長崎県出身。


2019年01月19日土曜日


先頭に戻る