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<ベガルタ>ピッチサイド/情熱の緑、今年もイレブンを迎える

 今年も鮮やかな緑の芝が仙台イレブンを迎えた。14日から1次キャンプを張る沖縄県糸満市の西崎運動公園陸上競技場。ピッチを管理する同市体育協会の波平聖(なみひら・きよし)さん(43)が約1カ月かけて整備した。「今回は天候に恵まれ、生育が良かった」と目を細める。
 根気強い作業の連続。キャンプ開始から逆算して一般の利用を制限し、芝の養生に努める。選手の動きに目を凝らし、剥がれたり傷んだりした部分を確認。練習の合間も芝刈りや散水などで忙しい。「一般の利用制限は心苦しいが、県外から調整に来る選手たちが負傷するのが一番怖い」と思いを語る。
 芝作りに情熱を傾けるのは、プロチームが喜んで練習に打ち込んでくれることへの感謝からだ。同競技場は昨年から仙台とFC東京が時期をずらして使用。地元出身の波平さんは「古里を良くしたい思いで仕事をしている。このままキャンプを続けてもらうとありがたい」と願う。
 同競技場を初めて使った昨季の仙台は天皇杯で初の準優勝と結果を残した。「今季もけがのないように良い準備をしてほしい。両チームとも上位にいてくれたらうれしい」。波平さんの熱意とこまやかな心遣いが、今季開幕に向かう選手たちの足元を支えている。(原口靖志)


2019年01月20日日曜日


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