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<この人このまち>指先磨き、みんな笑顔に 移住先の富谷でネイルサロンを起業した女性

金沢秀子(かなざわ・ひでこ)1983年神奈川県海老名市生まれ。横浜隼人高卒。生命保険会社勤務などを経て2012年ネイルサロン設立。

 夫の転勤に伴い相模原市から移り住んだ富谷市でネイルサロンを起業した女性がいる。金沢秀子さん(36)は、小中学生の4人の子を育てながら親しまれる店をつくり、昨年10月には市内に2号店を開いた。地元の商店会活動にも関わり、地域に新風をもたらしている。(富谷支局・藤田和彦)

◎ネイルサロン「キャンディベース」オーナー 金沢秀子さん(36)/「富谷愛」を前面に出して地元のアイドルになりたい

 −明るい店ですね。笑い声が絶えません。
 「カジュアルな雰囲気で気軽に入れる店を目指しています。指先がきれいになれば気分が上がるもの。お客さんが笑顔になるのが何よりの励みです。年配の男性や親子で来る人もいるんですよ」

 −どうして起業を。
 「生命保険会社の営業として働きながら0〜3歳の子育て真っ最中だった時、友人にネイルサロンに連れていってもらったのがきっかけです。気持ちが華やぎ、魔法にかけられたようでした。自分も魔法をかける側になりたいと思いました」

 −移住先での開業でした。
 「夫の勤務先の宮城移転が決まったのを機に、保険会社を辞めて起業を決断しました。『主婦の小遣い稼ぎに客は来ない』と覚悟を決め、ネイルスクールに通って資格を取得。さまざまな店を見て回り、子連れのママたちも入りやすい店づくりを考えました」
 「東日本大震災後の2011年7月に富谷市に引っ越し、その後、隣に建てたガレージにサロンを開きました。ブログでの発信と口コミでお客さんが増え、リピーターになってくれています」

 −不安はありませんでしたか。
 「当初は生まれ育った神奈川を離れたくありませんでしたが、視察ツアーで温かい歓迎ムードにひかれ、震災後の互いに助け合う姿に心を動かされました。会う人みんなが親切で、商工会や先輩経営者にも相談に乗ってもらっています」

 −地域活動にも熱心です。
 「富谷市(日吉台、杜乃橋地区)と宮城県大和町(もみじが丘、杜の丘地区)にまたがる地元の『ふらっとe商店会』に入りました。ハロウィーンフェスタを企画し、昨年で5回目を数えました」
 「カフェを併設したサロン2号店では、富谷の産直グループと連携して地産地消サラダを提供しています」

 −今後の目標は。
 「『富谷愛』を前面に出して地元のアイドルになりたいですね。独立を目指す店のスタッフのサポートにも力を入れたいです」


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2019年01月21日月曜日


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