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<LGBT>自分のこと「伝える」?「伝えない」? 多様な考え方、生き方知って 仙台で展示会

展示会場でインタビューをまとめた冊子を手に取る来場者=仙台市青葉区のせんだいメディアテーク

 性的少数者(LGBT)らが自分のことをどこまで人に伝えるか、伝えないかについて考える展示が仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれている。2月27日まで。今月26日にはトークイベントを開く。

 展示の名称は「カミングアウト クローゼット」。自ら開示する「カミングアウト」に対し、開示していない状態や人を「クローゼット」と呼ぶ。多様な性の当事者の声を記録し、発信する仙台市の団体「レインボーアーカイブ東北」などが、これまで手掛けたインタビューを基に企画した。
 会場では、宮城県内のトランスジェンダーや同性・異性愛者ら6人の印象的な言葉などを紹介。インタビューをまとめた冊子も配布している。
 「相手の気持ちと私の気持ちを考えた上で話すか話さないか決めています」「カミングアウトしていて、今、とても自由に、とても楽しく生きています」「誰にも言えない秘密が身体の中に埋まっていて、それを掘り起こされそうになるたび、ドキドキしながら毎日を生きている」
 6人のコメントからも一人一人異なる生き方や心境が伝わる。
 レインボーアーカイブ東北は2013年設立。16年にLGBTのポートレートの撮影会に参画した際、写真だけでは伝わらない当事者の在り方の多様さ、複雑さを掘り下げたいとの思いを強くした。メディアテークとの協働事業の一環でインタビューを行ってきた。
 代表のMEME(メメ)さん(38)=青葉区=は「何が正解ということはなく、いろいろな生き方があるということを自分に引き寄せて考えてもらえたらいい」と話す。
 トークイベントは午後2〜4時。何がカミングアウトとクローゼットの選択を決めているのかについて、参加者らとの対話を通じて考える。展示、トークイベントともに入場、参加無料。連絡先はせんだいメディアテーク022(713)4483。


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2019年01月21日月曜日


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