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<ベガルタ>期待の新戦力(3)反骨心で豊富な運動量 MF飯尾竜太朗(27)

 運動量豊富なサイドアタッカー。昨季は長崎で32試合に出場し、不動の右ウイングバックとしてサポーターの信頼を集めた。1試合当たりの走行距離やスプリント(ダッシュ)は常にチームで上位を保った。労を惜しまないプレーに、「気持ちです」と言い切る。
 端正な顔立ち。胸の内には反骨心が宿る。「自分はエリートでなく、挫折もあった」。神戸ユースからトップチームに昇格できず、悔しい思いをした。進学した阪南大では主将として総理大臣杯全日本大学トーナメント優勝に貢献しながら、卒業後の進路が長い間決まらなかった。2013年加入した松本では、同じポジションの元日本代表、田中隼磨が壁となった。
 だからこそ、17年に移籍した長崎では「苦しかった思いを忘れず、自分を表現する力にしたい」とピッチを駆け回った。J1昇格を果たしながら、残留に貢献できなかったチームへの愛着は強かった。悩んだ末に「新たなチームで挑戦したい気持ちを抑えることはできなかった」と移籍を決断した。
 後押ししたのは、昨季のJ1で仙台と戦った時に味わった悔しさ。昨年3月31日のユアスタ仙台。攻勢を仕掛けながら、一瞬の隙を突かれて0−1で敗れた。
 「手応えはあったのに敗れた。勝敗の差を埋めるには何が必要か。それを得るために仙台を選んだ」。現状に満足せず、常に高みを求め続ける。その気持ちは新天地でも変わらない。(原口靖志)

[いいお・りゅうたろう]173センチ、69キロ。昨季までJ1で38試合、J2で79試合に出場。阪南大では同じ新加入の松下の3学年上でプレー。大先輩の梁勇基にはLINE(無料通信アプリ)で「一緒に頑張ろう」と励まされた。趣味は読書。「何でも読む」とジャンルは問わない。兵庫県出身。


2019年01月21日月曜日


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