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<仙台満店>優しいスープ癖ない麺/きずからーめん(青葉区)

鶏と豚のチャーシュー2種入りの「きずからーめん」。信州そばのつゆをヒントにつくった甘味のあるしょうゆ味だ
カフェのような雰囲気の店内。奥に製麺室がある
裏路地にたたずむ店は白いのれんが目印

 今回紹介するラーメン店は、青葉区国分町にある「きずからーめん」です。百花繚乱(りょうらん)のラーメン業界。この店で以前、私もお気に入りの「アサリ塩そばトリュフ風味」(1130円)に合わせて、女性客がサラダ、ワインでランチをしていた光景が新鮮に映りました。
 「常連さんたちは、うちをラーメン屋だと思っていないんじゃないかなぁ」と店主の丹後正和さん(41)。フレンチやイタリアンで腕を磨いてきた丹後さんは、その技を生かした「日常的な料理を」と2017年に店を開きました。
 舌になじむ優しい味わいのスープは比内地鶏のガラと国産丸鶏、鶏の足を使ったブイヨンをベースに魚系のだしも合わせます。自家製の細いストレート麺は、見た目は博多ラーメンのようですが少し軟らかめで癖のない味。少なめのかん水と国産小麦の「ゆきちから」に加え、パスタ用の小麦粉を使用しているためか、麺が伸びにくくゆっくり食べることができます。
 一番人気の「きずからーめん」(880円)は、ネギのペーストやさんまの香味油も隠し味にしながら、どこか素朴な懐かしさのあるしょうゆ味です。
 化学調味料や添加物を使わず、手づくりを大事にするのは、「子どもの頃に食べた祖母の料理への思い」と丹後さん。メンマの代わりに、ちょこんと載せる故郷、秋田の山菜漬け「細竹」にそんな思いが込められているかのようです。
 セカンドブイヨンを使った「シェフの特製カレー」(880円)もお薦めです。(せ)

[メモ]仙台市青葉区国分町1の7の10▽午前11時半〜午後3時、午後5時半〜午後8時半(麺がなくなり次第終了)▽不定休▽シンプルらーめん780円▽自家製ドレッシング(780円)を販売▽フレンチのコース料理も人気(夜のみ、予約制)▽022(393)7239。


2019年01月21日月曜日


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