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紅花商人の美術品並ぶ 「長谷川コレクション」展

寄贈50年を迎えた「長谷川コレクション」を紹介している特別展

 山形銀行元会長の故長谷川吉郎氏らが寄贈した「長谷川コレクション」を紹介する特別展が、山形市の山形美術館で開かれている。県指定有形文化財の熊代熊斐(くましろゆうひ)「松鷲梅孔雀図屏風(まつにわしうめにくじゃくずびょうぶ)」や国の重要文化財の与謝蕪村「奥の細道図屏風」など99点が展示され、人気を集めている。27日まで。
 「長谷川コレクション」は日本一の紅花商人だった長谷川家の歴代当主らが収集した美術品群。江戸時代から明治時代にかけての狩野派、文人画、円山四条派の名品が系統的に収集された。1968年に当時の山形銀会長だった吉郎氏が同美術館に寄贈し、昨年で50年となったことを記念して開催されている。
 美術工芸品の収集は、貨幣価値が大きく変動した時代の当主らにとって、財産の目減りを防ぐ有効な手段だったことから、展示品の数々も厳格な真贋(しんがん)鑑定と価値判断に裏付けられているという。
 展示では、ともに県指定有形文化財の谷文晁「慈母観音図」、渡辺崋山「渓澗野雉図(けいかんやちず)」のほか、仙台藩四大画家の東東洋「四季山水図」や小池曲江(きょっこう)「波雁之図屏風(はがんのずびょうぶ)」なども並んでいる。
 25日午前10時半からは学芸員によるギャラリートークがある。連絡先は山形美術館023(622)3090。


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2019年01月21日月曜日


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