福島のニュース

<アングル福島>自ら確認、現状発信 風評一掃 22歳の挑戦

【熱意】福島県産米のおいしさと品質の高さを首都圏の消費者に大声でアピール。「コメに宿る農家の誇りを伝えたい」と考える=2018年12月9日、東京・有楽町
【報道】地元FMのラジオ番組でパーソナリティーを務める上石さん(左端)。被災地の実情を伝えるため取材やインタビューにも出向く=2018年12月17日、郡山市
【大学】福島大の4年生。研究室の准教授に指導を仰ぎ、「原発事故被災地の交通課題」をテーマに卒業論文と格闘する。合間には大学の食堂などで友人たちと談笑する=2019年1月9日、福島市
【現地】東京電力福島第2原発4号機を視察する上石さん(左)。原子炉圧力容器直下で東電担当者から説明を受け、真剣なまなざしで質問を投げ掛けた=2018年12月6日、福島県富岡町

 東京電力福島第1原発事故から7年10カ月。福島大4年の上石美咲さん(22)=郡山市=は福島県内の被災地に足を運び、県内外で復興の現状を発信する。
 県産米のPR役となる「ライシーホワイト」として活動しつつFMラジオのパーソナリティーを務める。2015〜16年度は「ミスピーチ」として県産モモの魅力を広めた。
 廃炉作業が続く第1原発と廃炉方針が決まった第2原発を計11度も視察。東電社員や被災者の生の声を聞いてきた。「自ら確かめた情報を伝え、福島に対する誤解を解きたい」と語る。
 今春には都内のマーケティング会社に就職する。「離れた場所から福島を見ることが必要」と決断した。「何もないと思っていた福島が好きになった」と上石さん。遠くない将来にUターンして古里の力になる覚悟で、卒業の春を待つ。
(福島総局・柴崎吉敬)


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2019年01月21日月曜日


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