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<全日本卓球>初出場で7勝 10歳張本美和、粘りで健闘

一般の部の女子シングルス3回戦でバックハンドを打つ張本美=16日、丸善インテックアリーナ大阪

 20日に閉幕した卓球の全日本選手権で、今大会最年少10歳の張本美和(木下グループ、仙台市東宮城野小4年)が3種目に出場して7勝を挙げた。世界ランキング3位の兄・智和(エリートアカデミー、仙台市出身)の小学4年時の成績を上回り「自分の実力を超えた結果。すごくうれしい」と初出場の全日本を振り返った。
 張本美はジュニアと一般の部の女子シングルス、混合ダブルスに出場。混合と一般はともに3回戦進出、ジュニアは4回戦で高校生のシード選手とフルゲームの接戦に持ち込み、惜しくも敗れた。
 10歳とは思えない強さが表れたのは一般の2、3回戦だった。それまでの3日間で8試合を消化。2、3回戦とも守備型のカットマンを相手に、ラリーが長引く消耗戦で屈しなかった。
 指導を受ける孫雪コーチから厳しいコースに球を打ってもらい、フットワークを鍛えたのが実を結んだ。昨年11月に仙台市であった大会でカットマンの中学生に敗れたのを機に「粘る練習に重点を置いた」ことも好結果につながった。
 今大会中は毎日9時間の睡眠を欠かさず、疲労をためないように努めた。たくさんの報道陣に囲まれても物おじしないのは兄譲り。「自分は小さいので、対戦相手の方がプレッシャーがあるはず。自分が気楽に臨めば相手は緊張する」と相手の心理を読む賢さもあった。
 兄の小学4年時は、ジュニアのみの出場で3回戦敗退。妹の活躍に「いざ抜かれてみると悔しいが、すごい。小学4年の女子とは思えない」と舌を巻く。将来の五輪出場を目標にする妹は「もっと強くなれるよう頑張りたい」と宣言した。(剣持雄治)


2019年01月22日火曜日


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