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<仙台市>黒字企業5年で5割超に 成長戦略に目標 7分野の重点プロジェクトと26の施策

 仙台市は22日、新年度から5年間の政策指針「経済成長戦略2023」を固めた。中小企業の成長促進や競争力の強化などに取り組み、市内の黒字企業の割合を23年度までに50%超とする目標を設定した。黒字企業は2000年以降、40%台後半で伸び悩んでいる。

 地域をけん引する「リーディング企業」を輩出するための集中支援、介護や農業などにICT(情報通信技術)を活用する「X−TECH(クロステック)イノベーション都市」など、7分野の重点プロジェクトと26の施策を盛り込んだ。
 中小企業の成長促進は5年間で50社を目標に集中的に支援。技術革新による新事業の開発や経営革新を促し、首都圏や海外などへの事業展開をサポートする。
 ICT活用は成長性の高い関連企業の集積促進、民間事業者と連携した実証実験の推進などにより、100件の新たな製品やサービスの開発を目指す。
 東北大青葉山新キャンパス(青葉区)への次世代型放射光施設の建設効果も狙う。50件を目標に放射光施設を活用した先行的な取り組みを生み出す。
 社会起業家の育成にも力を入れ、開業から3年後の事業継続率を70%にする。若者の地元定着、高度人材のUターン促進などを通じ、就職している15歳以上の女性の割合を現在の約52%から55%に引き上げる。
 市は同日、新年度から3年間の「交流人口ビジネス活性化戦略」も固めた。1年間の延べ宿泊者数を21年までに、過去最高だった15年の575万人泊を上回る600万人泊に増やす。
 「日本一の体験都市」を掲げ、旅行者のニーズに合わせた体験プログラムを提供するほか、東北の他自治体と連携し、20年の東京五輪・パラリンピック開催を捉えた誘客に取り組む。
 市は両戦略を今月中に公表する。


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2019年01月23日水曜日


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