宮城のニュース

塩釜漁港防波堤に傾斜 県、水中調査を開始 付近にワカメ、コンブの養殖海域

調査のためケーブルにつるした水中ロボットカメラを海へ入れる委託業者

 宮城県塩釜市の塩釜漁港にある東防波堤(全長約1440メートル)の一部が外洋側に傾いている問題で、県は22日、現地で状況を確認するための水中調査を始めた。
 県の委託を受けた建設コンサルタント会社の技術士ら4人が、東防波堤の上からケーブルで水中ロボットカメラをつるして海に入れ調査。コンクリート製の堤体を支える鉄製のくいや矢板の腐食やさびの有無、海底の状況を映像で撮影し、防波堤全域で25日まで調べる予定。
 県によると、岸壁と平行に延びる約800メートルの区間のうち123メートルが傾いている。最も傾いた部分について、平行する岸壁からの距離を測定すると正常な部分と比べ、昨年12月21日の発見時で外洋側へ約30センチずれており、その後さらに7.6センチずれたという。
 県仙台地方振興事務所水産漁港部の金原修一・漁港整備専門監は「海底が東日本大震災の津波の影響を受けた可能性もある。今回で全て解明できないかもしれないが、安全のためできるだけ早く原因を確かめて対策を講じたい」と話した。
 東防波堤は1970〜2000年度に県が整備した。付近にワカメ、コンブの養殖海域があり、県は引き続き漁業者らに注意を呼び掛けている。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年01月23日水曜日


先頭に戻る