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<ベガルタ>阿部、2年目はフル回転 攻撃けん引、速攻に手応え

21日の沖縄SVとの練習試合1回目4分、シュートを放つ仙台・阿部(右)

 沖縄県糸満市で1次キャンプ中のJ1仙台でFW阿部が元気だ。初の対外試合となった21日の沖縄SV(九州リーグ)との練習試合で得点こそ奪えなかったが、切れのある動きを披露。仙台に加入した昨季はけがに苦しんだだけに、2年目の31歳は「365日いつでもボールを蹴れるようにする」とフル回転を誓う。

 30分を4回行った練習試合の1、2回目でシャドーストライカーとして出場。縦を突く速攻に重きを置いた中で存在感を発揮した。
 まずは1回目の4分。MF兵藤のロングパスを胸で受けてボレーシュートを放ち、惜しくもゴールバーの上を越えた。10分には1トップのFW長沢からボールを受けてのシュートがオフサイドの判定。28分にはクロスを頭で合わせたがGKの正面だった。ゴールはならなかったが、2回で少なくとも計5本のシュートを放って攻撃を引っ張った。
 「得点しか考えていないので取りたかった。連係はこれから」と悔やみながらもチーム戦術には「縦パスを引き出すことは意識した。もっと引き出せるようにしたい」と一定の手応えを得た。渡辺監督も「あまり動き回らないように我慢し、しかるべきタイミングと場所で力を発揮できるようになった」と評価した。
 蔚山(韓国)から加入した昨季はリーグ戦24試合出場で2得点。2トップやシャドーとしてチームを支えた一方、4月に左太もも肉離れで全治6週間の診断を受けて長期離脱した。股関節痛の古傷も抱える。
 2年目の今季は「まずはけがをしない」のを目標とし、キャンプは「楽しくやりたい」と意欲的に練習に打ち込む。「体調は問題ない」と順調。8季ぶりに復帰した李昌〓フィジカルコーチによるハードな体力強化メニューも「きついけど、いい感じで負荷がかかっている」と歓迎する。
 今季の攻撃陣はエースのFW石原直のほか、長沢、兵藤、MF吉尾ら能力の高い選手が新たに加入し、昨季の天皇杯で準優勝に貢献したFWジャーメインも成長。激しさを増すレギュラー争いに打ち勝つため、長期キャンプでさらに持ち味を磨く。(原口靖志)

(注)〓は火へんに華


2019年01月23日水曜日


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