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<ベガルタ>期待の新戦力(5)ユース出身、愛着を力に MF道渕諒平(24)

[みちぶち・りょうへい]177センチ、74キロ。豊富な運動量が自慢。甘いものを控える食生活や8時間の睡眠などケアを怠らない。趣味は釣りで「時間を忘れて楽しめる」のが理由。背番号18は甲府で出世番号とされ、「縁起が良い」と引き続き選んだ。仙台市出身。

 推進力のあるドリブルや力強いミドルシュートが特長のサイドアタッカー。J2甲府で主力として腕を磨き、下部組織で育った古里のクラブに帰ってきた。「仙台には人一倍愛着があるつもり。クラブが声を掛けてくれてうれしかった」と声を弾ませる。
 クラブとの関わりは長い。仙台市中野栄小2年の時、現在のユアスタ仙台で初めて試合を観戦し、果敢な戦いぶりやスタンドの熱い雰囲気に「プロになりたい」と夢を描いた。ジュニアユースから仙台でプレーし、ユース所属だった2011年には東日本大震災を経験。「ボールを蹴っているとみんな笑顔になった。サッカーの力は大きいと思った」と振り返る。
 進学した明大で1対1に強い攻撃的なサイドハーフとして才能が開花。17年に加入した甲府で昨季は27試合に出場して2得点と存在感を示した。「試合の中で見えるものが多くなった」。手応えをつかみ、古巣でJ1に挑戦したい思いが芽生えた。
 仙台の基本陣形「3−4−3」は甲府と同じで、引き続き2列目の右ウイングバックが主戦場となりそう。それでも「攻撃の連係の難易度が高く、同じようで違う」と実感。「考えながら、悩みながらやっている。新しいことに挑戦することで成長できる」と前向きに融合を目指す。
 幼少の頃に憧れた夢の舞台はもうすぐ。「自分が試合に出ることで、下部組織の選手の目標になりたい」。自ら手本となり、育ててくれたクラブに恩返しする。(原口靖志)


2019年01月23日水曜日


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