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<能代火災2人死亡>「フラッシュオーバー現象」の可能性 消防本部が会見

 秋田県能代山本広域消防本部は出火原因や亡くなるまでの経緯を調査中としながらも、火勢が一気に広がる「フラッシュオーバー現象」が起きた可能性を示唆した。
 消防本部は22日夕、能代市内で記者会見。伊藤智消防長は「事故を防げず悔やんでも悔やみきれない」と悼んだ。
 消防本部によると、能代消防署の消防士長藤田大志さんと消防副士長佐藤翔さんの2人は火災発生の通報を受け、車両長を加えた計3人で避難誘導のため出火元の住宅兼店舗の車庫から屋内に入った。炎や煙の勢いは弱く視界は良かった。
 車両長が武田安一さんらを避難させるため現場を離れる際、放水活動のため残った2人に対し、危険が迫れば避難するよう伝えた。数分後に火勢が急速に強まったという。
 能代消防署の佐藤浩司署長は、熱が可燃物に移って火勢が強まったフラッシュオーバー現象の可能性は否定できないとし「爆発的な燃焼に巻き込まれた可能性がある」と述べた。「亡くなった原因は現段階では分からないが、2人の判断が遅れたと考えている」との認識を示した。
 消防本部は、遺体が見つかった現場で酸素ボンベや防火服が見つかったため、装備に問題はなかったとみている。伊藤消防長は「原因を究明、検証して再発防止に全力で当たる」と話した。


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2019年01月23日水曜日


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