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<元関脇・豪風関引退>秋田に夢をありがとう 古里のファンがねぎらう

2016年に秋田市で開かれた大相撲夏巡業で、佐竹知事から秋田県民栄誉章を受ける豪風関(秋田県提供)
自身の名前を冠した北秋田市の相撲大会で、子どもたちを指導する豪風関=2010年6月(北秋田市提供)

 大相撲の元関脇で、北秋田市出身の豪風(たけかぜ)関(39)が22日、現役を引退した。小柄ながら闘志むき出しの取り口で長年にわたり活躍してきた郷土力士に、秋田の関係者らからねぎらう声が寄せられた。
 「『初場所が勝負』と危機感を持っていた。立ち合いは悪くないが、持ち味のスピードが影を潜めた」
 豪風関の母校の金足農高(秋田市)相撲部で3年間指導した秋田県職員の伊藤淳さん(49)は、場所前に本人から送られてきたメールを交え、初場所の相撲内容を分析した。
 土俵では厳しい表情が目立つが、恩師には弱音が漏れた。「普通の暮らしがしたいと冗談を言っていた。長い間、気の休まることがなかったのだろう。子どもとゆっくり遊んであげてほしい」と話した。
 「豪風旭関を応援する会」事務局長で旅行会社経営の畠山兎久市(とくいち)さん(73)=北秋田市=は14日の初場所2日目、20人の応援団で上京し両国国技館で声援を送った。「いつもより時間を取ってファンサービスしてくれた。そろそろ(引退)と達観していたのかな。ご苦労さまでした」と感謝を述べた。
 応援には、津谷永光北秋田市長も参加。引退の報を受け、豪風関が市ふるさと大使として福祉施設や学校を慰問してきたことをたたえ、「決して恵まれた体格ではないが、大きな力士に勇猛果敢に立ち向かった。夢や勇気をもらった」とコメントした。
 2016年8月に秋田市であった大相撲夏巡業で、秋田県民栄誉章を授与した佐竹敬久知事は「闘志あふれる押し相撲に活力をもらってきた。親方として新たなステージで活躍してほしい」とエールを送った。


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2019年01月23日水曜日


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