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<みちのく杜の湖畔公園>集客アップへ官民組織が模索 AI案内板や電動カート実験

AIを活用した案内板の実証実験について説明するNTTドコモの田中さん

 NTTドコモ東北支社(仙台市)などの企業や宮城県川崎町でつくる地域活性化推進協議会が、町内の国営みちのく杜の湖畔公園への誘客策を模索している。取り組むのは人工知能(AI)を使った案内板や電動カートの走行実験、仙台空港から直結する高速バスの料金割引キャンペーン。集客力のある公園の利便性を高め、地域の交流人口を増やす。

 NTTドコモ東北支社は園内で25日〜3月25日、協議会の協力を得てAIを活用した案内板の実証実験を実施する。同様の実験は東京の京王線高尾山口駅に次いで全国2例目。アンケートの機能がある案内板の導入は全国初という。
 公園の南地区の出入り口に65インチのタブレット端末を設置。日本語と英語、中国語、韓国語で双方向の会話ができ、町の観光PRキャラクター「チョコえもん」が施設やイベントの案内をする。タッチパネルで情報を確認することもできる。
 園内で23日、実験の説明会があり、NTTドコモ移動機開発部の田中美紗さん(28)が「AIの活用で自然な対話が実現した。インバウンド(訪日外国人旅行者)への対応を強化できる」と語った。
 昨年6月には協議会が園内で電動カートの走行実験をした。小さい子連れの家族や高齢者から要望があり、広い園内を移動する新たな交通手段を探る。
 仙台空港と公園、秋保温泉(仙台市)を結ぶ高速バス「仙台西部エアポートライナー」は、協議会メンバーのタケヤ交通(川崎町)が2017年9月に運行を開始。協議会は冬の川崎周辺の魅力に触れてもらおうと、3月31日まで運賃を半額にするキャンペーンを展開している。
 東北唯一の国営公園として1989年8月にオープンし、入園者は昨年12月に1700万人を超えた。2017年度の年間入園者は過去最高の79万人。公園を管理する東北国営公園事務所(川崎町)の武藤徹所長は「協議会の取り組みが地域の元気につながればうれしい」と期待した。


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2019年01月24日木曜日


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