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青森発の美容健康素材「プロテオグリカン」海外へ 訪日台湾人にPR、多言語ポスターも

あおもりPGの機能性や開発経緯などを多言語で説明するポスター

 青森県は、県内発の美容健康素材プロテオグリカン(PG)を使用した商品の海外販売戦略を本格化させる。訪日観光客が増加する中国の旧正月の春節に合わせ、県内外に多言語でのポスターを掲示するほか、県内のホテルに商品の販売ブースを設ける。

 県は他のPGとの差別化を図るために「あおもりPG」ブランド認定制度を創設し、県内企業の商品のブランド化や販売力強化を図っている。海外戦略元年の2018年度は県内への外国人観光客のうち、最多の約3割を占める台湾に照準を合わせた。
 若女将(おかみ)が台湾出身のホテルグランメール山海荘(鯵ケ沢町)に2月7日、化粧品や健康食品をはじめとするあおもりPG商品の販売ブースを設置。化粧品や健康食品など約20商品を売り出す。
 あおもりPGの機能性や県内で開発されたことなどを5カ国語で説明したポスターなども併せて掲示し、訪日客にPRする。台湾からの団体客が宿泊する7日は、ハンドクリームを使用したマッサージ体験や飲料の試飲も予定している。
 ポスターは2月に県内の主要7駅のほか、台湾との定期便が就航する空港に近い仙台駅や函館駅(北海道)、青森県のアンテナショップ最寄りの飯田橋駅(東京)や梅田駅(大阪)に掲示する。
 あおもりPGは昨年6月、経済産業省の「JAPANブランド育成支援事業」に採択された。認証マークは昨年10月までに、米国や中国、台湾、韓国、シンガポールなど9カ国・地域で商標登録されている。
 県新産業創造課の担当者は「まず、リンゴの輸出などで『青森』の知名度が高い台湾で浸透を図る。新年度から本格的に海外展開を進めたい」と話した。

[プロテオグリカン]プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)が結合した複合糖質の一種。動物の皮膚や軟骨に含まれる。抗炎症作用や保湿作用などの機能が確認されている。弘前大がサケの鼻軟骨を原料に抽出技術を開発、世界で初めて量産化に成功した。健康食品や化粧品などの製品があり、青森県は原材料の国内シェアの大半を占める。


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2019年01月24日木曜日


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