山形のニュース

<参院選山形>野党統一候補の調整難航 各県連弱体化、人選遅れ…県議選擁立で精いっぱい

連合山形の旗開きで、参院選統一候補擁立について語る舟山氏=7日、山形市

 今夏の参院選山形選挙区(改選数1)で、立憲民主、国民民主、社民の各党統一候補の擁立が難航している。一昨年の衆院選以降、各党県連の足場はおぼつかない状態。統一地方選の心配が先行する状況に、関係者からは「今の県連は力量不足」との声も上がる。候補者選定を一任された無所属の舟山康江参院議員(山形選挙区、非改選)が中心となって調整を進めるが、先は見通せない。

<当初は自信も>
 「年内に候補者を出すという目標を立てたが、残念ながらそれがかなわず年が明けた」。連合山形が7日に山形市内で開いた新春旗開きで、あいさつに立った舟山氏はこう述べ、言葉に詰まりながら続けた。「若干、先送りというか…時間が掛かっている」
 舟山氏と3野党県連、連合山形の各代表は昨年11月19日、参院選の候補擁立に向けた初の協議で、人選を舟山氏に一任する方針を確認。舟山氏が野党統一候補として立候補し、自民新人に圧勝した2016年参院選の再現を目指すことになった。
 協議後の記者会見で、舟山氏は「各種新年会で候補の名前と、掲げる政策の浸透を図れるよう、12月中に必ず擁立する」と自信をのぞかせた。

<協議まだ1回>
 しかし、「随時開いていく」(舟山氏)としていた各代表が集う協議の開催はこれまでのところ、初協議の一度きり。ある連合関係者は「(舟山氏一任を決めた以上)見通しが立たないうちに顔を合わせてもあまり意味がない」と人選の遅れを認める。
 足踏みが続く背景に、各党県連の弱体化を指摘する声もある。本来なら各党県連が意中の人物を舟山氏に提案し、一本化を目指すべきところだが、今は「人材を発掘し、案を持ち寄る体力がない」(連合関係者)のが実情だという。
 野党連携で中心的な役割を果たすべき立民、国民両県連の代表は、ともに当選2回の県議で党所属の国会議員もいない。東北他県では党所属の国会議員や、その後ろ盾を得て当選を重ねた県議が県連を率いているのと対照的だ。
 旧民進党山形県連会長を務めた近藤洋介前衆院議員が希望の党との合流を受け、17年衆院選に希望公認で立候補し、敗れたことに加え、民進の分裂に伴って党籍があった複数の県議が無所属を選択したことが大きく影響している。
 ある立民県連幹部は「4月の県議選に公認候補2人を擁立するだけで精いっぱい。国政に独自候補を立てるなど、大それたことは言えない」と本音を漏らす。

<「思いは共有」>
 舟山氏は「できるだけ早く候補者を示したい思いは関係者間で共有している」と強調。東北他県で統一候補選びを巡って各党の駆け引きが活発化する中、山形では、なお「生みの苦しみ」(社民県連幹部)が長引きそうだ。
 山形選挙区では、自民党現職の大沼瑞穂氏、共産党新人の浜田藤兵衛氏が既に立候補を表明している。


関連ページ: 山形 政治・行政

2019年01月24日木曜日


先頭に戻る