福島のニュース

<原発事故>帰還困難区域の303軒に侵入か 福島県警、男を追送検「500軒は侵入した」

 東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域の民家に侵入したなどとして、福島県警双葉署は23日までに、邸宅侵入、窃盗などの疑いで本籍岐阜県恵那市、住所不定、無職風間悟容疑者(64)を追送検した。
 県警によると、富岡、大熊、双葉、浪江4町の計303軒で容疑者による被害が確認された。住民が避難したままの民家で2〜3週間寝泊まりしながら、犯行を繰り返していたとみている。容疑者は「500軒は侵入した」と話しているという。
 送検容疑は2018年7月中旬、双葉町郡山の男性(46)方に侵入し、SDカードとボールペン(計3300円相当)を盗んだ疑い。18年10月中旬にも大熊町小入野の男性(64)方に侵入し、室内を物色した疑い。
 県警によると、容疑者は17年9月〜18年10月に計4度、寝泊まりしながらの犯行を重ねていたという。県外ナンバーで怪しまれないよう、福島県楢葉町内に月決め駐車場を借り、区域内は歩いて移動していた。
 寝泊まりした民家では用意した乾パンを食べ、住民が一時帰宅用に置いていたペットボトルの水も飲んでいたという。事件発覚前の被害届の受理は5件ほどといい、県警は「帰還困難区域の犯行で気付かれにくかった」とみている。
 容疑者は18年10月23日、大熊町内でパトロール中の警察官に職務質問された際に公務執行妨害容疑で現行犯逮捕され、その後、銃刀法違反の罪で起訴された。


2019年01月24日木曜日


先頭に戻る