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<楽天>本拠地完全キャッシュレス化は「次世代サービスへの一歩」立花社長に聞く

球場のキャッシュレス化について説明する楽天野球団の立花社長

 プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団は、本拠地「楽天生命パーク宮城」(仙台市宮城野区)で開催する今季公式戦から、スタジアム内全店舗で現金を使えない完全キャッシュレス化に踏み切る。立花陽三球団社長にメリットや4月2日の本拠地開幕戦に向けた準備などを聞いた。(聞き手はスポーツ部・中村紳哉)

 −キャッシュレス化の目的は。
 「世界的に見て、日本はキャッシュレス化が遅れている。今回の取り組みはあくまでもファーストステップ。野球場を起爆剤に、楽天が持っているサービスを体験してもらい、次世代サービスの提供につなげられるように進んでいきたい」

 −どんなメリットがあるのか。
 「長期的に見ると、事務コストや従業員などの人件費が削減される。その分をお客さまへのサービスに還元できる。飲食や販売業者は在庫や売り上げの管理をスムーズに行え、詳細な顧客データを取得できる」

 −設備導入で商品への価格転嫁を心配する声がある。
 「原材料高騰など世の中の流れの中で価格が上がることはあるが、キャッシュレス化で、それはないと断言できる。人件費が下がり、事務作業が軽減されるので、価格を下げるためのオペレーションになる」
 「もちろん、すぐに全ての価格が下がるわけではない。もしかしたら3年、5年とかかるかもしれないが、一日でも早く全員がウィンウィン(相互利益)の関係になるよう進めていく」

 −本拠地開幕戦に向けての準備は。
 「スタジアム内にサポートデスクをつくり、各店舗の教育を徹底するなどできる限りの下準備をしている。マンパワーで乗り切りたい。最初は不安に思うお客さんが多く、混乱は必ず起きると思っている。クレームを真摯(しんし)に受け止め改善していくことが前進になる」
 「将来的にファンサービスに跳ね返ると信じて取り組んでいる。世界初の試みで、うまくいけば全世界から注目されるスタジアムになる。非常に高い目標だが、東北から世界に発信したい」


2019年01月25日金曜日


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