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秋田・大仙「くらしの歴史館」閉館へ 消防設備が故障、入館者数も低迷

大仙市が3月末の閉館で調整しているくらしの歴史館

 大仙市が、約4000点の民具を展示する市総合民俗資料交流館(くらしの歴史館)を3月末で閉館させる方向で調整していることが24日、分かった。同市協和の小学校旧校舎を活用して2012年に開館したが、館内の消防設備が故障。入館者数も低迷しており、継続は難しいと判断するとみられる。
 市によると、18年2月に消防設備の配管内の水が凍結し、屋内消火栓のポンプが破裂した。更新費用は257万円と見積もられた。
 18年度は休館して善後策を練ったものの、入場者が1日当たり9人(17年度)と少なく、増加も見込めないため閉館の方向に傾斜した。くらしの歴史館を廃止する条例改正案を市議会3月定例会に提出する方針。
 施設は1990年に完成した旧峰吉川小(2008年3月閉校)で、鉄筋3階のコンクリート造り。耐用年数を残すものの、老朽化した館内設備の修繕や更新による負担増も懸念されていた。1階部分は、閉館後も資料の収蔵庫としてそのまま利用するという。
 市教委の安達成年生涯学習部長は「常時公開を今後も続けるのは難しい。学校や研究者など個別の見学希望には応えていきたい」と話す。
 くらしの歴史館は食や住、農のテーマ別に市内各所から集めた生活用品を展示してきた。駄菓子屋など昭和30年代の町並みを紹介するコーナーもある。


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2019年01月25日金曜日


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