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<能代火災2人死亡>「人のために動く人だった」「笑顔で周囲を和ませていた」2署員の知人悲痛

 能代市富町で4棟が全焼した22日の火災で見つかった2人の遺体は、消火活動中に不明となっている消防署員とみられている。「第一線で活躍していた」「人のために動く人だった」。同僚や恩師らは2人への悲痛な思いを募らせている。
 遺体は能代消防署の消防士長藤田大志さん(32)=能代市=と消防副士長佐藤翔さん(26)=同=とみられる。2人は火災発生直後にいち早く現場に到着。出火元となった住宅兼店舗の居室で放水活動中、急速に強まった火勢に巻き込まれたとみられる。
 2人はそれぞれキャリア12年目と8年目の中堅署員。能代山本広域消防本部の伊藤智消防長は「真面目で実直な性格で、仕事を丁寧にこなしていた」と話した。能代消防署の佐藤浩司署長も「他の職員の手本となる存在だった」と語った。
 藤田さんは能代高時代に野球に打ち込んだ。当時監督だった柴田創一郎さん(44)は「レギュラーではないがチームのためにできることに励んでいた。今思えば、あの時から人のために動く人だった」と振り返る。
 2児の父で地域活動にも熱心だった。親交のあった男性(67)は「責任感が強くリーダーシップもあった」と残念がった。
 佐藤さんの知人男性も「愛嬌(あいきょう)のある笑顔で周囲を和ませていた。これからも地域の安全を担う存在だと思っていた」と言葉を詰まらせた。


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2019年01月25日金曜日


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