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<輝け若ワシ>則本佳樹投手(24)/兄と同じ舞台へ全力

支配下登録を目指し、アピールを図る則本佳

 「これから大変やけど頑張れよ」。育成で指名された直後、兄でチームのエース昂大からメールが来た。「大変には二つの意味がある。プロの厳しさと、弟として歩むこれからと。同じ舞台に立てるように全力を尽くす」と意気込む。
 兄そっくりのフォームからツーシームやカーブなど4種類の変化球を操る。「昔は直球で押すタイプだったが、変化球で打たせて抑える投球に変えた」
 契機は、もう一人のエース岸の投球だった。切れのあるカーブで打者を簡単に打ち取る姿を見て「こういう抑え方があるのかと勉強になった」。データで自己分析した結果、直球よりも変化球の方が被打率が低いことも分かった。
 野球を始めた小学3年から、兄と比較されることは多い。「悪い気はしない。むしろ注目していただきありがたい」と語りつつ「兄に唯一勝っているのは甲子園に出たこと。(企業で)働いた経験も、ある意味一歩リードしている」と負けず嫌いな面をのぞかせる。
 社会人時代は営業などの業務をしながら、土曜と日曜も練習し、好きな野球に打ち込んだ。「野球ができる環境に感謝しかなかった。都市対抗に出ることと、プロになることを目標に頑張れた」と笑顔を見せる。
 「しっかりアピールしないと簡単に終わってしまう世界。けがをしないぎりぎりのところで勝負したい」。1年目で兄と同じ支配下登録をつかむため、気を緩めず突き進む。(狭間優作)

[のりもと・よしき]育成ドラフト2位。1994年5月14日生まれ。滋賀県出身。174センチ、79キロ。右投げ左打ち。滋賀・北大津高−近大−山岸ロジスターズ。背番号136。


2019年01月26日土曜日


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