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<ILC>国内科学界からの理解や支持必要 文科相、記者会見で指摘

 岩手、宮城両県境にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関し、柴山昌彦文部科学相は25日の閣議後記者会見で「引き続き議論し、国内の科学コミュニティーの理解や支持を得ることが必要だ」と語った。誘致については「関係省庁の考えも聞き、慎重に検討したい」と述べるにとどめた。
 ILCを巡っては文科省の審議要請に対し、日本学術会議が誘致を支持しないと回答。同会議が3年に1度策定する優先度の高い大型研究計画を示すマスタープラン(基本計画)を挙げ、さらなる検討はプランの枠組みで行うのが適切と指摘した。
 柴山氏は「プランでの検討は大型プロジェクトの正式なプロセス。ILCも同じ枠組みで議論し、課題を検討する必要がある」と話した。次期プランは今年2月に計画の公募を始め、10月ごろに策定する予定。
 誘致を求める高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)は「政府動向などを踏まえ、応募準備を進めている」と説明する。機構側は6年前と3年前にも応募したが、ILCについて文科省などの有識者会議が審議中で対象から外れたという。


2019年01月26日土曜日


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