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コクガンの生態学ぶ 志津川湾で観察会

コクガンを観察する参加者

 昨年10月にラムサール条約の登録湿地になった宮城県南三陸町の志津川湾で26日、越冬のため飛来しているコクガンの観察会があった。県が企画し、県内外から29人が参加した。
 観察会は同町戸倉の南三陸・海のビジターセンター近くの防潮堤で実施。参加者は望遠鏡をのぞき、海の波間を行き交う鳥の姿に目をこらした。
 コクガンは国天然記念物で、黒い体に白いネックレスを着けたような模様が特徴。横浜市から訪れた主婦木下淑子さん(70)は「黒と白のコントラストがおしゃれで、すてきだった」と感激していた。
 日本周辺に飛来するコクガンは8000羽ほどしかいないという。志津川湾では毎年100〜200羽が確認されており、重要な越冬地として評価された。
 県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)の嶋田哲郎総括研究員は、ビジターセンターで南三陸沿岸のコクガンの生態について講話。「日本に飛来する鳥の繁殖地は明らかでない。繁殖地と越冬地を結ぶルートが分かれば志津川湾の新たな価値につながる」と述べた。


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2019年01月27日日曜日


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