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<福島のマタギ>イノシシ狙い雪山へ 狩猟に同行

<照準>鉄砲を構えてスコープをのぞき込む猪俣さん。沢方向にイノシシやシカの姿を探す
<入山>かんじきを履いて入山する。弟子の八須さんが先頭を歩いて道をつくる
<集中>山を登りながら動物を探す。木の間から沢方向をじっと見詰める猪俣さん
<一息>昼食時間。たき火に当たりながらおにぎりを食べる。「火を見るのは若手の仕事」と、猪俣さんは弟子に木のくべ方などを指示する

 福島県金山町の猪俣昭夫さん(68)の後を追う。貸してもらったかんじきを履き、深さ数十センチの雪道をざくざくと進む。1月中旬、「県内ただ一人のマタギ」の狩猟に同行した。
 イノシシやシカが餌を求めに来る沢に沿って山を登る。先頭はマタギ見習いの八須友磨(ゆうま)さん(26)。昨年5月に弟子入りした。
 「今年は暖冬で雪が溶けて硬くなっている」と猪俣さん。動物が聞きつけて逃げてしまうため、足音には注意が必要だ。
 杉林に入る。根元近くにイノシシが掘り起こした跡があった。期待を胸に下流の沢を目指す。ところが、麓までたどり着いても姿は見当たらない。「残念。イノシシの勝ち」。負けた猪俣さんの笑顔が輝いた。(福島総局・高田奈実)


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2019年01月27日日曜日


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