広域のニュース

<参院任期満了まで半年>自民、緊張感維持に腐心 同日選の観測消えず

 自民党は秋田を除き、2016年参院選で敗北した東北の5選挙区を「激戦区」に指定した。既に現職6人を公認し、威信を懸けた戦いに挑む。任期満了まで半年となっても各選挙区の構図は固まらず、衆院選との同日選もささやかれる中、緊張感の維持に腐心する。
 3年前に現職閣僚が落選した福島。県連幹部は秋田のみが議席を守った東北の戦いを戊辰戦争になぞらえ、「東北は反体制の気質が強いように感じる。自民が強いというのは大間違いだ」と警戒感を強める。
 東北は全選挙区が改選数1の「1人区」となった。各陣営とも支持基盤固めに力を入れるが、野党系統一候補が決まらず、決戦への機運は高まらない。山形県連幹部は「相手候補が見えなくても、緊張感を保つ」と引き締めに躍起だ。
 自民関係者には野党の選挙態勢が整わなければ、安倍晋三首相が衆院選との同日選に打って出るのではないかとの観測が消えない。
 宮城県連幹部は「20年の東京五輪までに憲法改正を実現するためには、改憲を争点にダブル選を仕掛け、そのまま国民投票に持ち込むしかない」と推測。同日選も視野に入れた対応を探る。
 厚生労働省の統計不正調査問題が浮上し、通常国会では野党の厳しい追及が予想される。秋田県連幹部は「選挙直前の国政情勢の影響をもろに受ける。批判が長引かなければいいが」とこぼした。


関連ページ: 広域 政治・行政

2019年01月28日月曜日


先頭に戻る