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<参院任期満了まで半年>東北の野党、候補一本化足踏み 尾を引く民進の分裂

候補者擁立の進展状況などを協議した立憲民主党宮城県連の幹事会=19日、仙台市青葉区のハーネル仙台

 夏の参院選で改選を迎える参院議員の任期満了まで半年となった。東北の野党は、共産党が岩手を除く5選挙区で候補者を決めたが、候補者一本化の協議は足踏みが続く。旧民進党分裂の影響が残り、5議席を得た2016年の再現には程遠い。
 立憲民主、国民民主、共産、社民4党の各県組織が昨年12月末に統一候補の擁立に向け、候補者を持ち寄ることで合意した青森。一本化が実現すれば「自民と互角以上の戦いができる」との認識を共有するが、次回の協議日程は決まっていない。
 野党共闘が奏功し、自民現職を破った16年から一転、民進分裂後の17年衆院選は自民の議席独占を許した。各党間のわだかまりは消えない。国民県連幹部は「分裂して衆院選を戦ったことが尾を引いている」と打ち明けた。
 秋田の野党関係者からも「前回、統一候補を立てた党が分裂した影響は大きい」と恨み節が漏れる。勢力が分散し、結集の核を欠いたままだ。昨年末に民進県連代表だった県議が各党の出馬要請を断り、候補者選びは白紙に戻った。
 今年は12年に1度、統一地方選と参院選が重なる「亥(い)年選挙」。青森、秋田、山形の3県は、参院選に先立ち、4月に統一選を控える。社民山形県連幹部は「各党とも参院選に独自候補を提案できる状況にない」と苦しい事情を明かす。
 「1強多弱」と言われる政治状況下で「勝てる候補」の人選は難航する。福島の野党が接触した男性は、13年に圧勝した自民現職を引き合いに出し、「勝つのは厳しい」。国民県連幹部も「相当な覚悟がある人でないと、引き受けてはくれない」と本音を漏らす。
 改選数が2から1に減る宮城では立民県連が擁立作業の中心を担う。県連幹部は「早く決まると、夏に(勢いの)ピークを持っていけない」と強がってみせたが、別の幹部は「宮城が東北の野党をリードしなければいけない」と焦りをのぞかせた。
 候補者の選定手順を巡る意見の隔たりがあった岩手では、国民と自由党が衆参両院での統一会派結成に合意したことを受け、候補者調整の在り方が見直される公算が大きい。自由県連幹部は「中央の方針が決まらないと、こちらで候補者選定の手順は決められない」と述べ、党本部の協議を見守る考えを示す。


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2019年01月28日月曜日


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