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<仙台市>新年度一般会計5563億円 市中心部の再構築に重点

 仙台市は2019年度当初予算案を固めた。一般会計は5563億円で、18年度当初比で173億円(3.2%)増えた。増額は2年ぶり。東日本大震災後の12年度以来、8年連続で5000億円を超えた。特別会計と企業会計を合わせた予算総額は1兆1093億円で、18年度当初を302億円(2.8%)上回った。

 郡市長にとって17年8月の就任後、2回目の当初予算案。(1)まちづくり(2)人づくり(3)防災環境都市づくり−の三つを柱とした。
 経済や市街地の活性化など「まちづくり」には27億円を盛り込む。市中心部の「(仮称)都心再構築プロジェクト」は、市役所本庁舎建て替えを機に、定禅寺通活性化推進、勾当台公園市民広場の在り方検討などを一体的に進め、にぎわい創出や回遊性向上を図る。
 経済成長と交流人口ビジネス活性化の二つの戦略にも重点配分する。転職や起業を推進し、東京圏からの移住を支援する「わくわく地方生活実現助成」を開始。低いオフィスビル空室率が企業誘致の障害となっていることから、市中心部でオフィスのニーズ調査を始める。酒や食のツーリズムを生かした交流人口拡大を図るなど、東北のゲートウエー機能を強化する。
 教育や福祉など「人づくり」には88億円を配分。就学前療育支援として、発達に特性がある子どもの保護者に適切な対応法を身に付けてもらう「ペアレントプログラム」を実施し、啓発や相談などを推進する。自殺予防対策を強化するため、会員制交流サイト(SNS)による若者向け相談事業を新たに始める。
 防災環境都市づくりと復興事業の推進などは91億円。国土強靱(きょうじん)化地域計画の策定や消防団機能強化などを進める。「百年の杜づくり」推進事業として、市制施行130年と政令指定都市30年の記念植樹を行う。東日本大震災の震災遺構「荒浜小」の学校教育への活用などにも力を入れる。


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2019年01月29日火曜日


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