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新工場初の進水式 震災で被災 石巻・鈴木造船所

石巻港に進水する第58つばめ丸

 東日本大震災で被災した鈴木造船所(石巻市)が新工場で製造した初の新造船の進水式が29日、現地であった。
 進水したのは北日本石油(東京)の給油船「第58つばめ丸」(99トン)。全長約31メートル、幅約6.4メートルの小型鋼製タンカーで、3月末から石巻漁港を基地とし、周辺海域で漁船や貨物船の給油に当たる。
 進水式には約80人が参加した。北日本石油の渡辺勇人社長が支綱を切断すると、船はゆっくりと石巻港の海面に進入した。渡辺社長は「給油を通じて石巻漁港を盛り上げ、復興に貢献したい」と話した。
 同市川口町にあった鈴木造船所は震災で約3メートルの津波に遭い、全壊。2012年12月に同所で再建後、旧北上川河口部の河川堤防整備に伴い同市西浜町に移転した。
 17年6月完成の新工場ではこれまで、主に小型船の修繕を受注してきた。鈴木千代正社長(62)は「一生忘れられない船になる。今後も石巻の水産業の力になりたい」と話した。


2019年01月30日水曜日


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