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<いじめ母子心中>「丁寧に対応していれば」寺岡小で臨時保護者会

保護者会に参加する保護者=31日午後6時40分ごろ、仙台市泉区の寺岡小

 昨年11月、仙台市泉区で寺岡小2年の女児(8)へのいじめを苦に母親が2人で無理心中したとみられる事件を受け、寺岡小は31日夜、臨時の保護者会を開いた。女児の死亡後、保護者会は初めて。瀬戸幸子校長がいじめの内容や学校の対応を説明した。
 保護者会は非公開で約450人が出席した。終了後に取材に応じた瀬戸校長によると冒頭、全員で黙とう。女児が朝顔の支柱を振り回されたり、登校中に置いていかれたりしたことを瀬戸校長が時系列で説明した。質疑応答では、11人が児童の心のケアやいじめへの対応方法について質問した。
 瀬戸校長は取材に「尊い命を失い痛恨の極みだ。今後は認識を改めて、保護者との連絡を密に対応する」と述べた。
 出席者からは学校の対応についてさまざまな意見が聞かれた。出席した母親の一人は「説明を直接聞き、学校はちゃんと対応していたと思えた」と受け止めた。別の児童の父親は「より丁寧に対応していれば、ここまで痛ましい結果にはならなかったのではないか」と推し量った。
 ある保護者は「亡くなった母子と学校はいじめの問題意識を共有できていなかったのだろう」と指摘。別の出席者は「学校が経緯を説明せず、(いじめが)なかったことになってしまうと思っていたが、経緯が聞けて良かった」と話した。


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2019年02月01日金曜日


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