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<岩手・大槌旧役場庁舎>本体の解体終了

最後に残った旧庁舎玄関部分の取り壊し作業

 東日本大震災の津波で当時の町長と職員多数が犠牲になった岩手県大槌町の旧役場庁舎で31日、建物本体の解体作業が終わった。今後、がれきの搬出や基礎部分の撤去を進め、跡地は防災用の空き地となる。
 震災遺構として保存するかどうかを巡って町内を二分する議論が続いてきた旧庁舎は1月19日、本体の解体に着手。31日は午後2時すぎ、最後まで残っていた玄関部分を取り壊した。現場周辺で工事を見守る町民の姿はほとんどなかった。
 町内の主婦(67)は「解体前に手を合わせたくても、他人の目が気になって行けない人もいる。町民は旧庁舎を話題にすることすら避けており、わだかまりが消えるまでには時間が必要だ」と複雑な思いを明かした。
 解体などの差し止めを求めた住民訴訟は、盛岡地裁が17日に訴えを退ける判決を言い渡し、原告も30日に控訴断念を表明した。


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2019年02月01日金曜日


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