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<福島競馬場・乗馬スポ少>福島の土田さん、狭き門を突破しJRA競馬学校へ

スポ少で騎乗の腕を磨く土田真翔さん(手前)

 福島市の日本中央競馬会(JRA)福島競馬場内の「福島乗馬スポーツ少年団」に所属する同市岳陽中3年土田真翔(まなと)さん(14)が今春、JRAの競馬学校に入学する。昨年秋、狭き門の試験を突破した。同スポ少から初の合格で、「誰からも慕われる騎手になる」と目を輝かせる。
 現在、真翔さんは身長160センチ、体重41キロ。物心がつく前から父純一さん(44)に連れられ、競馬場に足を運んだ。「全力で走る馬の姿、勝った騎手に向けられる歓声に憧れた」と語る。
 小学6年でスポ少に入った。当初はポニーの競馬会でも思うような結果を出せなかったが、「中学生になり、体力や筋力がついて上達した」(純一さん)。
 現在は水−日曜日の週5日、競馬場敷地内の練習場で馬にまたがる。中学2年からは競馬学校の試験を見据え、地元の高校馬術部の先輩たちに交じって騎乗技術を磨いてきた。
 家族も支えた。市内の工務店に勤める純一さんは自宅の一部をトレーニングルームに改装。鉄棒を設置したほか、ランニングマシンも用意した。吹き抜けは試験項目にある綱上りを練習できるようにした。
 真翔さんは3月末、千葉県白井市の寮に入る。目標は昨年、史上初のJRA通算4000勝を達成した武豊騎手。2年前に福島市を訪れた際に握手したが、緊張で何も話せなかった。
 「馬に負担のない乗り方をして、勝利を重ねるトップジョッキーになりたい」と真翔さん。指導に当たってきた福島競馬場業務課の歌川誠普及係長(50)は「後に続く福島の子どもたちの励みになってほしい」と語り、小中高生約40人のスポ少団員が憧れの存在になることを期待する。


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2019年02月01日金曜日


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