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<日本郵便>自走ロボが荷物お届け 南相馬市の団地で実証実験

スマホをかざして自走ロボットから荷物を取り出す夫婦

 日本郵便は31日、自律走行する配送ロボットが団地の部屋の前まで荷物を届ける実証実験を福島県南相馬市で実施した。配送ロボは敷地を走行してスロープなどを上り、荷物を無事届けた。同社は省力化に向け、同様に輸送実験を続ける小型無人機ドローンとともに早ければ5〜6年後の実用化を目指す。
 実験は原町区栄町の災害公営住宅で行った。都内の企業などと開発した縦60センチ、幅70センチ、高さ80センチの2輪型配送ロボに、牛乳などを詰めたゆうパックを積載。郵便局に見立てた集会所から時速2キロで片道約100メートルを走り、集合住宅の廊下を伝って1階の部屋の前で小回りして止まった。
 スマートフォンで到着を知った受け取り役の夫妻が配送ロボにスマホをかざして解錠し、中の荷物を取った。ふたを閉じると再び自走し、元の場所に戻った。
 積載は70キロまで可能。掃除ロボなどと同様、一度走行した地図を自律的に描くシステムで、障害物を検知して回避できる。
 荷物を受け取った城田晴子さん(78)は「重い荷物が持てないので、こうした宅配は大変助かる。スマホ操作も簡単で便利」と話した。
 課題は道交法上の位置付けや、エレベーターとの連動。日本郵便の畑勝則郵便・物流事業企画部長は「より宅配の実態に近い形で実証できた。段差や走行距離、積載重量などの問題を一つ一つクリアして公道を走行できるようにしたい」と語った。
 31日には福島県浪江町で、休業中の自動車学校を使って別の配送ロボットによる自律走行実験も行った。


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2019年02月01日金曜日


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