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<福島第1原発>2号機空間線量6分の1に低減 建屋最上階

 東京電力は31日、福島第1原発2号機の使用済み核燃料の取り出しに向け、昨年11月から実施中の原子炉建屋最上階の線量測定の途中経過を公表した。床面から高さ1.5メートル地点の空間線量の最大値は毎時148ミリシーベルトだった。2012年の調査時の6分の1程度と大幅に減少したものの高い状況にある。
 高さ1.5メートルの線量は最上階の85カ所でロボットを使って測った。最大値は原子炉格納容器の真上のふた「ウェルプラグ」の上で測定された。12年調査では同じウェルプラグ上が毎時880ミリシーベルト(高さ1.1メートル)で最大だった。
 低減理由について、東電は「自然減衰のほか、建屋に流入した雨水の影響も考えられる」と説明。事故当時から現場に残っていたフェンスなどを片付けた効果もあったとみられる。
 使用済み核燃料取り出しにはさらに大幅な低減が必要で、資源エネルギー庁の担当者は「作業環境が大幅に改善されたとは言えない」と指摘した。先行して取り出し準備が進む3号機は、放射線を遮る対策工事などで建屋最上階の線量を毎時1ミリシーベルトに下げている。
 東電は2号機建屋最上階の線量測定を2月上旬まで続け、建屋最上部の解体計画に反映させる。
 東電はまた、1、2号機の共用排気筒の解体に向けて安全対策を追加するため、3月の予定だった解体作業開始時期を5月に延期すると明らかにした。


2019年02月01日金曜日


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