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<仙台市>撤去した道路照明灯、解約手続き忘れ…払い続けた電気料金1.5億円に

 仙台市は1日、工事などに伴い道路照明灯を撤去したものの、東北電力への廃止手続きを忘れていた契約が1800件あったと発表した。いずれも電気の使用量に関係なく、一定額を支払う内容だった。市が「存在しない照明灯」に支払った電気料金は、少なくとも総額で1億5300万円以上に上るとみられる。

 市によると、2005〜10年、約3万1000基の水銀灯をコンパクト蛍光灯に交換した際、水銀灯の契約廃止を忘れたケースがほとんどだった。道路改良工事の都合で照明灯を撤去したが、契約廃止の手続きを失念したケースもあった。
 撤去した照明灯の記録は管理台帳から削除されるため、契約の未廃止が生じた時期は特定できない。市の担当者は「相当前のケースも含まれるだろう」と説明する。
 16年9月からの照明灯の発光ダイオード(LED)化に合わせ、全8万6000基の管理台帳を新たに作成する過程で昨年7月、未廃止が判明した。
 既に設置され、電力契約が確認できない照明灯が1300基あることも分かった。市は実態把握を進め、契約情報と照合し、未契約が見つかれば手続きを急ぐ。
 再発防止策として、道路照明灯の新規設置や廃止など電力契約に変更が生じる工事を行う場合の手順書を作成し、手続き漏れを防ぐことにしている。
 市建設局の担当者は「市側のミスで支払った電気料金の返還は難しいだろう。市民の信頼を損ね、深くおわびしたい」と陳謝した。


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2019年02月02日土曜日


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