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<大崎・試験焼却>汚染牧草確保できず延長へ 終了予定7月に

 宮城県大崎圏域で実施中の東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物の試験焼却を巡り、大崎市は1日、当初3月とした終了予定が7月にずれ込むとの見通しを市議会に示した。使用する同市三本木地区の汚染牧草について、2000ベクレル以上の必要量が確保できなくなったための措置。
 試験焼却は、使用する汚染廃棄物を最終処分場がある三本木地区の汚染牧草で全量を賄う予定だった。その後の市の計測で、2000ベクレル以上の約4.8トンが不足することが判明した。
 4日に始まる5回目の試験焼却は同市岩出山と涌谷町の2施設で実施し、同市古川での実施を見送る。
 新たに三本木地区以外で2000ベクレル以上の稲わらなどを確保した上で前処理施設を設け、5月以降に同市古川の焼却施設で5回目を実施。7月までに最終の6回目を3施設で行う予定。
 伊藤康志市長は「予定した三本木地区で量が確保できなくなったための措置だが、適正に試験焼却は進めたい」と話した。
 岩出山の焼却施設での試験焼却を巡っては、住民らが組合と市に即時中止を求める仮処分を申し立てている。


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2019年02月02日土曜日


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