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<サン・ファン号>後継船、4分の1大で復元 FRP製で維持管理考慮

老朽化が進むサン・ファン号。解体後、4分の1大で復元される

 石巻市の宮城県慶長使節船ミュージアムにある復元船サン・ファン・バウティスタ号の老朽化に伴い、後継策を協議する検討委員会が1日、県庁であり、復元船の4分の1の大きさで、繊維強化プラスチック(FRP)製の後継船を新造する方針を了承した。新年度に作業部会を新設し、検討内容を具体化させる。
 県は会合で、維持管理や費用などを考慮し、復元船のドックを活用した空間に展示できる4分の1案を提示。出席した委員10人のうち8人が賛成した。検討委の結果を受け、県は年度内に最終決定する。
 委員からは「原寸大よりも精巧な船にしてほしい」「展示に目新しい工夫が必要だ」などの注文や、誘客に関して「2次交通を整備するべきだ」といった意見が出た。
 解体する復元船の一部は処分せず、展示品として残す。仮想現実(VR)技術を活用し、復元船の外観や内部を体感できる展示を採用する方針。作業部会は誘客や展示内容など4分野で設け、10〜12月に結論をまとめる。
 亀山紘石巻市長は「多くの市民が原寸大を要望していたので残念。船を活用する方針は変わらないので、イベントなどで生かしていきたい」と述べた。
 県環境生活部の後藤康宏部長は「4分の1の大きさでもこれまで以上に地域に貢献できる施設になるよう検討したい」と話した。


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2019年02月02日土曜日


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