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<勝画楼>応急修繕進む 屋根や床板を補強 塩釜

応急修繕する懸造(かけづくり)部分

 宮城県塩釜市は1日、仙台藩主ゆかりの江戸期の旧書院「勝画楼(しょうがろう)」で進む応急修繕工事の様子を、現地で報道関係者に説明した。本年度内に工事を終えた後も原則非公開となるが、市は保存活用に向けて検討を続ける。
 修繕工事は本格工事前の当座の措置で、老朽化や損傷の進行を防ぎ、防犯対策も講じる。昨年11月に始まり1月に本格化した。雨漏りを防ぐため屋根全体をガルバリウム鋼板で覆う改修や懸造(かけづくり)の補強などを行う。
 眺望が美しい東側の懸造は床板を支える構造を補強する。地盤が下がる可能性に備え、門形の支柱を5組取り付ける。
 修繕の調査を請け負った伝統建築研究所(仙台市)の高橋直子社長は「柱は腐っておらず、補強は可能。2006年に設置した下支えの部材と金具で、東日本大震災時に持ちこたえたようだ」と説明した。
 明治天皇の東北訪問時の風呂場跡は解体し、復元含みで部材を保存している。佐藤昭市長は「どの時代に絞って復元するか難しい。市民にも途中で見てもらう機会を設けたい」と話した。
 勝画楼は歴代の仙台藩主が塩釜神社参拝の際、食事や着装、休息などで使ったとされる。


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2019年02月02日土曜日


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