宮城のニュース

弱者避難に心強い助っ人 高齢化進む町内会に「防災救援団」 新メンバーは転入の40代

将監北町内会の研修会で防災救援団のメンバーが紹介された=2018年12月、仙台市泉区

 大規模災害に備え、仙台市泉区の将監北町内会が、高齢者や障害者といった要援護者の避難を支援する「防災救援団」を設立した。メンバーは40代を中心とした約10人。要援護者との顔合わせや訓練を通し、全住民の安全を確保できる態勢を目指す。

 将監北町内会は、約40年前に造成された住宅地。住民のほとんどが一戸建てに住む。高齢化率は37.7%と、市の平均24.1%を大きく上回る。一帯の住民は約930人で、13人が災害時要援護者として市に登録されている。
 町内会は2年ほど前、回覧板やチラシで救援団の募集を始めたが、手を挙げる住民はいなかった。古木茂副会長らは近年転入してきた子育て世代を中心に直接依頼して回り、昨年10月に結成にこぎ着けた。
 古木副会長は「チラシを全戸配布したが、見ていない人が多かった。個別に依頼することが重要だと感じた」と振り返る。
 町内会は救援団の設立について、要援護者の避難先や支援者をあらかじめ定めておく「個別計画」に盛り込む予定。市は計画作成を各町内会などに促しているが、各地とも支援者の確保が壁となり、具体化しているケースは少ないという。
 救援団は今後、避難訓練を実施するほか、車いすや担架なども独自に備える考えだ。日下光雄団長は「まずはメンバーと要援護者の顔の見える関係をつくりたい。新旧住民の交流、将来の町内会役員の育成にもつなげる」と意気込む。


関連ページ: 宮城 社会

2019年02月02日土曜日


先頭に戻る