岩手のニュース

<震災学習>意義を共有 盛岡児童ら150人初の発表会

「明日へ」を合唱する船越小の児童たち

 岩手県の小中高生による東日本大震災を題材にした学習成果の発表会が1月30日、盛岡市の県民会館であった。災後生まれの子どもが増える中、震災の風化を防ごうと県教委が初めて企画。防災教育に力を入れる8校の児童生徒約150人が、震災学習の意義を共有した。
 津波で校舎の2階まで浸水し、体育館が全壊した山田町船越小は、震災発生時の在校生が復興を願って作詞した合唱曲「明日へ」を歌い継いでいる。
 ステージで合唱を披露した6年三浦希君(12)は「歌詞から震災当時の様子が強く感じられる。災害のときに自分で行動できる大人になりたい」と誓った。
 大槌町の小中一貫校「大槌学園」は、総合学習「ふるさと科」の取り組みを報告。町外に転出せざるを得なくなった被災者の話を聞いたり、町長との懇話会を開いたりして復興後の古里の姿を検討してきたと説明した。
 津波で祖父母を亡くした9年中村有沙さん(15)は「震災の知識は今日発表した程度しかない。卒業したら大槌高の復興研究会に入り、もっと勉強したい」と話した。


2019年02月02日土曜日


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