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<登米・米川の水かぶり>「火伏せの神」に最多の5000人 無形遺産登録後初の開催

火伏せを祈願し、建物に勢いよく水を掛けるわら装束の男衆=2日午前11時ごろ、登米市東和町米川

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つで、登米市の火伏せ行事「米川の水かぶり」が2日、同市東和町米川地区であった。昨年11月の登録決定から初めての開催で、過去最高の約5000人の見物客が沿道を埋めた。
 わら装束をまとい顔にすすを塗った小学生から60代までの男衆約30人が「ホーッ」「ホーッ」と甲高い奇声を発して地区に繰り出し、用意された木おけの水を勢いよく家々に掛けて歩いた。火の神の化身の男衆が身に着けたわらは防火のお守りになるとされ、見物客は先を争って引き抜いた。
 参加できるのは米川五日町地区(約100世帯)にゆかりがある男性のみ。今年で3回目の参加となる米川小6年岩淵健太君(12)は「外国人のお客さんが見に来ていてびっくりした。近所の人にありがとうと感謝され、とてもうれしかった」と笑顔で話した。
 水かぶりは800年以上の歴史があり、毎年2月の初午(はつうま)に行われる。来訪神行事として男鹿市の「ナマハゲ」、大船渡市の「吉浜のスネカ」、山形県遊佐町の「遊佐の小正月行事」などと共にユネスコ遺産に登録された。


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2019年02月03日日曜日


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