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伝統芸能つなぐ縁 山元・坂元小と沖縄・伊江小児童、披露本番へ稽古熱く

子ども神楽の稽古に励む坂元小の4年生

 山元町坂元小と沖縄県伊江村伊江小の児童が7日、それぞれに受け継ぐ伝統芸能をインターネットを通じて披露し合う。伝統を学校で受け継ぐ思いを互いに感じてもらおうと、坂元小教諭や交流のある沖縄県立芸術大の研究者らが企画した。子ども神楽に取り組む坂元小の4年生は、本番に向けて熱心に稽古に励んでいる。

 「ほら貝が鳴ったら、笛の人は準備して」。1月下旬の坂元小の視聴覚室。4年生13人は、地元の神楽保存会会員のアドバイスに真剣に耳を傾けた。
 子ども神楽は、坂元小近くの坂元神社に伝わる坂元神楽と、震災の影響で休止している沿岸部の中浜神楽の両保存会メンバーが指導する。子ども神楽の公演時間は通常約10分だが、交流用に短縮した5分の演目を何度も繰り返した。
 沖縄でも独特の芸能「伊江島の村踊(むらおどり)」に取り組む伊江小児童と坂元小とのつながりは、昨年8月に始まった。
 双方と交流する沖縄県立芸術大の呉屋淳子准教授らの提案で、伊江小で開かれた伝統の継承について考えるイベント。坂元小教諭と中浜神楽保存会メンバーが現地を訪れ、互いの文化に理解を深め合った。さらにつながりを強めようと今回、児童同士の交流に発展した。
 7日は両校を会場に、インターネットを通じてそれぞれが取り組む芸能を披露する。「沖縄の子がどんなふうに練習を頑張っているのか知りたい」と坂元小の岩佐桃花さん(10)。尾柏茉里亜(まりあ)さん(10)は「坂元小のことや神楽を知ってもらいたい」と意気込む。
 中浜神楽保存会の高山一男さん(69)は「いろいろな文化を知ることで、心が豊かになっていくだろう」と児童の交流に期待する。


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2019年02月03日日曜日


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