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野生キツネに餌やりやめて 森林保護団体、感染症の事例報告し問題提起

観察した野生キツネの変化について報告した千葉さん

 森林保護活動を続ける宮城県大崎市の市民団体「船形山のブナを守る会」(小関俊夫会長)の世話人会が3日、同市三本木であった。約40人を前に、会員で大和町の会社員千葉文彰さん(58)が、船形山周辺で野生のキツネが人からの餌やりなどが原因とみられる感染症発症に至ったケースを報告し、人と野生動物の関わり方について問題提起した。
 千葉さんは、昨年8月に見つけた大和町吉田の県道に現れる2匹の子ギツネについて報告。餌やりとみられるパンなどを食べ、車や人に近づき、野生を失ったような状態だったという。
 発見当初から、餌やりの食べ物に慣れることで雑菌への抵抗力が弱まり感染症の発症が危惧されたが、うち1匹は同11月下旬に皮膚病の疥癬(かいせん)を発症したとみられる様子だった。
 千葉さんは「2匹の生存は非常に厳しいと思う。人が『かわいい』などと餌を与えることでキツネの姿を変えてしまった。野生動物への餌やりは絶対しないように伝えていきたい」と呼び掛けた。


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2019年02月04日月曜日


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