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春呼ぶ熱気が雨飛ばす 一迫「裸たるみこし」

みこしを担いだ男衆らが力水を浴びて通りを練り歩いた

 宮城県栗原市一迫で半世紀以上続く冬の風物詩「春を呼ぶ裸たるみこし」が3日夜、同地区の中心商店街などであった。強い雨が降りしきる中、法被やさらし姿の男女約40人がみこしを担いで通りを練り歩き、地域の安寧や無病息災を願った。
 一行は「わっしょい、わっしょい」と掛け声を上げ、重さ300キロ以上のみこしを担いで歩いた。沿道の住民が「力水」と称した冷水をバケツやホースで浴びせると、さらに声を張り上げて気合を入れた。
 初めて参加した大崎市古川の会社員松本悟志さん(34)は「最初から最後まで寒かったが、水をかけられた時は自分の中の悪いものが吹き飛んでいくようだった。いい春を迎えられそう」と笑顔を見せた。
 裸たるみこしは地元有志でつくる一迫青年会が主催し、今年で54回目。沿道から水を浴びせた地元の自営業山田則義さん(58)は「春が近いと実感する。若い人たちから元気をもらった」と目を細めた。


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2019年02月04日月曜日


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